2008-06-29
『遊んでもらったの〜』
土曜はお友達が来て、下ニャンと一杯遊んで下さいました。猫達と朗らかに戯れるお嬢さん方を見ているのが何とも言えず楽しかったです。
ところで中ニャンは、ちょっとした誤解をしていました。
仔猫どもは遊びと睡眠と食事が世界のほぼ全てで、それ以外は何がどう変わろうが、さして気にもしないと思っていたのです。
でも最初にお嬢さん方が猫部屋に入っていくと、意外なことに結構びっくりしたらしく、慌てた様子で部屋の隅を逃げ回っていて、こっちがびっくりしました。
そんな中、一番最初に猫じゃらしに飛びついて、最後までハイなままかけずり回っていたのがサスケでございました。これまた意外な気がしたのですが、ヤツは下ニャンの中でも図抜けて道具を使った遊びに執着するたちなので、どうやら人見知りをするという理性よりも、修行に対する本能の方が遥かに勝ったようです。
またサスケだけは以前危篤状態になった時に病院に一晩入院したことがあるのですが、先生の自宅で点滴を受けたり、美人の看護師さん4人に代わる代わるだっこされながら私の迎えを待っていたという経験があるので、そういう経験も良い方に働いたかなとか。
モジモジして?半ば逃げ腰だったナルトは4時間くらいしてようやくじゃれつきだし、サクラはほぼ最後まで隅の暗がりにてローテンションのまま引きこもっておりました…。正直全く逆の展開を予想していただけに、私自身も己の観察不足?を感じております。
遊び疲れて… 手前ナルト、奥サクラ
ねむ…
サスケの顔も可笑しいけど、上からぶら下がっているのが何ともはや。
たっぷり遊んで貰った後は、コトリともさせずに全員深夜まで爆睡してました。(その後わらわらと起きだしてきて、昼間は猫を被っていた連中も大暴走)
2008-06-28
『和解への道』
最初のうちこそチビ達の顔を見れば逃げていた先住猫(上ニャン)ですが、最近だんだんと「フーッ!!」という回数も少なくなり、その間隔も長くなってきました。ようやくチビ共の凄まじさに慣れてきたようです。(いや、諦めただけか?)
でも下ニャンが上ニャンに遊んで貰う(=取っ組み合って貰う)ためには、一定のルールがありまして、たまに観察していると面白いです。
どうやら「必ず上ニャンの正面から行き、数歩前で姿勢を低くしていって寝転がり、腹を見せて待つ」のがお約束のようなんですね。要するに正々堂々。(かぁ?)
この掟を破って後ろからこっそり忍んで行ったり、二匹一緒に行ったり、写真のように上方から行ったりすると、びびり君の上ニャンはすぐに臍を曲げて怒ったり逃げてしまったりして、まず相手をしてくれません。
上ニャンは大人の猫らしく、他ニャンに「ものを頼むときのマナー」?でも教えてるのかも。
一番低姿勢で「頼もう〜!」が上手いのはサスケ。ナルトはある程度ルールは守るものの、時間が経つにつれ友達感覚になっていき、フランクに近寄りすぎるきらいあり。サクラは興奮に任せてすぐに礼儀知らずになるので、上ニャンが一番苦手な相手。
でも上ニャンも最初のうちこそは「よし、いいだろう。じゃあいっちょ揉んでやるか!」とその気になって胸を貸してやるものの、一匹につき3回程度の取り組みをやり終える頃にはすっかり疲れて?しまい、「やっぱもうイヤーー!出せーー部屋から出せーー!」と、あっさり修行放棄します。
そんな訳で、チャクラ(体力&精神力)は下ニャンの足下にも及んでません。ただ最近、気持ちですがメタボが解消してきたようです。動きも活発になってきて若返ったみたい。
猫の視点から見てみれば、日々の大騒ぎも何も悪いことばかりでもないのだよね。
2008-06-24
『苛烈な攻防』
先週末こそは原稿をやらねばと思っていたのですが、丸々二日間下ニャン達と終わりのない戦いを繰り広げておりました。
下ニャンが柵を跳び越えて悪戯の限りを尽くす→→雫が片付けをして柵を高くする→→また跳び越えてますます悪戯をする→→更に柵を高くする→→下ニャン楽勝跳び越える→→雫諦めて柵を撤去する→→下ニャン勝利の暴走により、キーボードが乱打されて原稿の一部が消える→→雫ついにブチギレる
…とまぁ、こんな具合でさぁ。(やさぐれ)
ヘッ、こんな壁、ちょろいってばよッ!
三角木馬ダンボールに股裂き状態のサスケ
私も大概良くないのですが、彼ら三匹と試行錯誤しながら折り合いを付けていく過程で『もういっそ柵なんか取り外して、これからは同じスペースで暮らすってことにしたら、いちいちバリケードなど高くしていく必要もないんじゃ…』なんてついうっかり思ってしまったのですよね。
でも実際にそうなってみると一番可哀想なのは上ニャンで、とにかく1対1なら取っ組み合いの相手もしてやらんこともない、というスタンスなれど、それが入れ替わり立ち替わり次々とエンドレスに…という状態が続いたことですっかり子らとの接触が嫌になってしまい、トイレも食事もひたすら我慢して押し入れの奥に引きこもってしまったのです。(涙)
しかも駆け回れるスペースがいきなり倍になったことで、下ニャン達のテンションは倍どころか二乗になってしまい、ついには真夜中だというのにあるまじき大声を出して叱ってしまった自分に、ハッと我に返った次第。
結局またすごすごとバリケードを高くしたのですが、そうすると彼らは柵の向こうでやたらと哀れっぽい声で延々啼くんですよね…。(中ニャン雫はこれに弱い) 「いやっ、これはヤツらの常套手段だ!惑わされるなっ!」と一人葛藤しまくり、とても原稿どころではない休日でした。嗚呼……(じっと手を見る)
とりあえずもう暫く(原稿終わるまで)は、お互いの生活を侵略しない方向で模索していきたいと思います…。
2008-06-22
『クライマー・クライマー!』
最近ではたゆまぬ修行の成果により、オーバーハングしてる所でも難なく登れるようになった彼らですんで、こんな本棚でも垂直登坂なんてのは肉球チャクラ吸着(だったら有り難いんだけど)で楽勝ってもんです。
頂上制覇でご満悦のナルト。(後ろの版画は、上ニャンの寝顔写真をPC加工したもの)
ちなみに足蹴にされまくっている本は、十日ほど前に全部棚から下ろして片づけました。登るたんびに何十回となく落とすわカバー破くわで、とても傍観できなくなってきましたので。
2008-06-19
『寝る寝る寝るね』
ピンク色のはペット用のホットカーペットです。まだ体温が維持できないくらい弱っていた頃、獣医さんに勧められて求めたのですが、最初のうちは丸くなって固まっているのに、暑くなってくるとだんだん猫の開き状態になってきます。
今年の冬は1匹しか寝れなさそう。
最近15時間くらい寝てます。気付いたら寝てる。寝返りを打った拍子に茶箪笥の上から転がり落ちても、ぽけーっとしながらその場でまた寝てます。
あと、なぜか必ず3匹がほぼ同時に寝るのはなぜなんだろう。
2008-06-16
『毛皮』
「にゃにゃページ、毎日見てます」というお言葉を頂いて、いそいそとビルダーを立ち上げております。(Sさん&見て下さってる方どうもありがとうございます!)
下↓の頃から比べると、彼らは一つ大事なことを覚えました。そう、「二本足で歩いているヤツの、毛皮の生えてないつるっとした部分を引っ掻いたり噛み付いたりすると、怖いことになる」ということです。甘噛みと爪を出さないパンチも、三匹で激しい体術を繰り返して転げ回っているうちに覚えました。
でも悲しいかな、彼らには人間の毛皮が季節や時間によって薄くなったり厚くなったりすることまでは分かりません。半纏や分厚いフリースを着ているうちは、何匹背中に跳び乗ってこようが何も言わなかったために、ぺらぺらのTシャツを着てても加速を付けて同じことをやるようになってしまってて、そのたびに悶絶しつつ注意することに追われてます。でも今でも薄いパンツを履いた足を登り棒に見立てて、隙あらばよじ登ってくる…。いつになったらその辺のルールを覚えてくれるんだろう。
5/20頃撮影。上方にある猫じゃらしに集中っ
昨日は、以前知人から貰ったキャットタワーを(上ニャンが一切一段も登らなかったために)別の人にあげて使って貰ってたのですが、その方も最近使わなくなったとのことで、再び引き取ってきてせっせと設置しておりました。やー猫ってホントすごいねー、超オーバーハングしてる所でも、平気でよじ登ってくよー。(でもそこから降りるのは苦手)
2008-06-14
『防壁破り』
当面仔猫たちを飼うと定めたニャン部屋が古びた和室だったことが、そもそもの間違いだったのかもしれないと、最近思い始めています。(といっても、我が家には古びた和室しかありませんが)
連中が「オイ、この白いのは簡単に破れるゼ!」「この家ってば、実は超ペラい作りだってばよ!」ということを覚えたことにより、家主との終わり無き戦いの火ぶたが切って落とされた気がします。
今や障子は大半がビリビリに破られ、彼らがジャンプして届く限りの全ての場所が、ボール紙やプラスチック板でツギハギになりながらガッチリと覆われています。(留守中に襖までヤラレたのは痛かった…自分でなんて張り直し出来ないよ〜)
また垂直な柱や鉄網防壁をどこまでもよじ登って逃げ出してしまうので、部屋のあちこちにダンボール製の忍返しが付いていたりして、なんかもう古びた和室が鉄壁の要塞と化しつつあります。
しかも味方であるはず?の上ニャンが「今お前らガキ共のいるこの部屋も、元々はオレの縄張りだから。それにアンタらオレに内緒でコソコソと旨いもの食ってるよね?」と、私の留守中に障子を開けて中に入る→高カロリー餌を平らげる→更なるメタボ――という事態に陥るに至ると、障子の前には大きなゴミ箱やら重いダンボール箱などをドカドカ積み上げて、上ニャン返しのバリケードまで築く有様に…。
ああぁー早く冷蔵庫や洗濯機や風呂のガス湯沸かし器の隙間に入れなくなる位まで大きくなって欲しい〜……ような、いつまでもこのままでいて欲しいような…。
左ナルト・右サスケ
まだこんな時分は可愛かった。障子には何とか前足がかかるけれど、障子を破る力も知恵も無かったあの頃。
2008-06-08
猫日記、独立させてみました。これで猫にご興味ある方にのみ発信出来るようになったとも言えますので(母が希に見る猫嫌いでして、何となく気になってました…。が、カカイラーの方はお好きな方が多いようですね)、心置きなく書かせて頂ければと。
10日ほどニャニャ班ネタを上げてませんでしたが、毎日色々ありましたよー。
ケージを貸して下さっている方から動物カメラマンさんに紹介がいき、猫雑誌に載せる写真を撮りに来る、なんていう話が持ち上がって「まずい、掃除…っ!」と焦ってやっていたのですが、数日前になって「すみません、今回は和猫でいこうという話になりまして…」という電話にコケてみたりとか。
鋭く伸びた爪と身軽な体でもって、柱を垂直に(子供が登り棒を登るみたいに)するするとよじ登って、鴨居の上に到達する術を身に付けたりとか。(NARUTOの話中でも、チャクラを足裏に集めて木のより高いところに登るっていうエピソードがあったけど、仔猫達もちゃんと同じような事をして互いに切磋琢磨してます。お陰でその部屋だけ猫除けの「返し」とかあちこちに付いてて、えんらいことになってますが)
他にも私がほんの30分ほど家を空けていた間に、網戸と手作り格子を易々とブチ破ってどこぞの野良(笑っちゃうくらいワルそうな風貌)が侵入してきまして、エサをきれいに平らげたばかりか、部屋中に強烈なマーキングをしていって、その後始末に丸一日費やしてしまったりとか〜。
更に翌日からもそいつの来襲が相次いだため(いずれも未遂でしたが)、ついに防犯も兼ねた頑丈な通気用の格子戸を、延々DIYする羽目になったりとか〜〜。
そして堂々ビンゴブックに載ったそのゴツイ抜けニャンに、初日に怖い目に遭わされた?らしい下ニャン達は、ヤツが格子の外に来襲するたびに隙間5cmほどの茶箪笥の後ろに隠れて、何十分も出てこないという隠遁術まで会得して、今ではもうすっかり立派な忍者と化してます。(ちなみにその時上ニャンはどうしていたかというと、入っていたコタツから一歩も出なかった模様…(溜息))
奥からサスケ、ナルト、サクラ
十日以上前に撮ったものなので、今ではこんなちまちまっとした独特の幼さも陰を潜めつつあります。早い早い、モリモリ食べてたっぷり寝て、どんどん大きくなってくよー。
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―― 2008年6月分ニャニャ班記 (2008年6月8日〜6月29日) ――