木ノ葉的有害図書









             はたけカカシ7班と書かれた報告書に目を通す。


             今日の任務は失せもの探しだったんだな〜

             ナルトのやつ、元気そうだな。

             そんな事を思いながらざっとチェックして判を手に取る。

             「はい、受領いたします。ご苦労様でした。」

             ポンと判を押して笑顔を向ける。

             いつもならばこれでおしまい。

             しかしカカシは目の前に立ったまま何やら考えている風で立ち去る様子がない。

             「あの・・何か?」

             何か気に障るようなことでもしてしまったのだろうか?

             それともナルトに何か・・・

             「イルカ先生って確か25歳でしたよね。」

             「は、はい。」

             「はい、これお土産です。ひとつ余ったのでどうぞ。」

             そう言って差し出されたのは茶色の封筒。

             「何ですか?」

             「開けてみてください。」

             にっこりと笑みを浮かべるカカシに手渡された封筒を開封する。

             でてきたのは一冊の桃色の本。

             タイトルを目にしたイルカははっとして本を裏返した。

             そこには25禁のマークがでかでかと赤で記されており

             「こっ・・これはっっ・・・・」

             噂の25禁イチャパラミュージアムじゃないか!!

             ゴクリ・・

             喉が鳴る。

             この目に拝める日が来るとは思いもしなかった。

             「フフフ〜見てみたいでしょう。」

             耳に入って来た声に弾かれたように顔をあげる。

             そうだ、カカシがいたのだった。

             あまりの衝撃にカカシの存在を忘れ去っていた。

             「い、いや・・別に・・・・」

             今更取り繕っても遅いと思いつつもしどろもどろな言葉が口から出てくる。

             「そんなー本当は見たいんでしょー」

             「いやっ・・俺は本当に・・・・・・」

             ニマニマといやらしい笑みを浮かべているのだろうというのはマスクで隠されて
             いても容易に知れる。

             「ほらほら、ちょっとだけ〜。どうせここには俺とイルカ先生しかいないんですから
              大丈夫ですよ。」

             言うなりカカシがイルカの手から本を奪い取りイルカに向けて本を広げた。

             見てはならない。そう思いつつもついつい視線が向くのは男のさがで
             チラリと目に入ったその文章に思わず目を奪われた。

             そこには女性が男性器を舐めている描写が書かれており、

             陰茎って・・亀頭って・・・・

             カーッと頭に血が昇る。そしてイルカは盛大に鼻血を噴き出し、ガターンと大きな
             音を立てて後頭部から床に倒れてしまった。

             「あーあ。も〜血でべっとりだよ。白いものでべっとりならまだしも赤じゃーねー。
              じゃ、イルカ先生。これはあげますんでしかり堪能してくださいね〜」

             ひらひらと意識を失って倒れてしまったイルカに手を振ってカカシは部屋を後にした。



             数分後イチャパラミュージアムと一緒に血の海に染まったイルカが発見された。

             狭い里内で噂にならないわけはなく、イルカは本気で自害を考えたという。






             ■■ 木ノ葉的有害図書指定 ■■


             ◆18禁   接吻

             ◆20禁  ほんのりと性描写がある

             ◆25禁  性器の描写が露骨

             ◆30禁  セックス描写がある

             ◆50禁  マニアックプレイ





             ----------------
             だってイルカ先生女の裸見てあんなに鼻血吹くんですよ!
             三代目なんて倒れたんですよ!!
             ありえん。。。




             翠空花の叶さんが、オマケにと書いて下さったのですが。

             オマケなのに面白すぎです〜。

             しかしイルカ先生なんて、還暦過ぎてもきっと30禁すらまともに読み進めない
             んじゃないでしょうかね。

             いつまでも18禁でイッパイイッパイのイルカ先生に乾杯〜vv

             今日も木ノ葉の里は平和です。よかよか。


             叶さん、どうもありがとうございました!! 


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