「マジで抜忍5秒前」

のんべんだらりん  さかき様
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この(ミョーに懐かしく響く)タイトルからして、もうおわかりでしょう。

そうです。二人はこれから里を出て、愛の逃避行の旅に出るのです。
それを、「イルカ先生の取り合いジャンケン」に負けたアスマが、腹立ち紛れに証拠写真として
激写したスクープ写真がこれなのです。(ちゃんとアスマのサイン入り)

このあと、アスマは火影様にチクリに行くのだそうです。(笑)
(以上、さかきさんのコメントから一部抜粋させて頂きました。)

なんか妙に哀愁漂ってて、イルカ先生の後ろ姿もちょっと不安げでいいです。

らぶらぶな二人の会話が聞こえてきそうです。



「―――イルカ先生、あの鬱蒼とした木のトンネルを抜けたら、もう二度と里には戻れませんよ?
 それでもいいですか?」

「はい。構いません。もし万が一追い忍に捕まったら・・・・・“カカシ先生がそそのかした”って
 言いますから。大丈夫です。」

「・・・ぅ・・・ぇッ?!」

「ふふふ。冗談。ウソですよ。カカシ先生となら、例え追い忍に捕まったしとても怖くないです。
 さ、早く行きましょう。」



「―――・・・・イルカ先生?」

「はい?」

「・・・・・もし・・・もし本当に追い忍に捕まったら、必ずそう言うんですよ? わかりましたね?
 約束して下さいね?」

「・・・・・・・・・・・・・・。」

「もう、何て顔してるんですか、イルカ先生。わかりましたね?」


「―――あのっ、カカシ先生っ。」

「はい?」

「里に戻りましょう!」

「・・・え゙ッ・・・いきなり何ですか?! ちょっ、ちょっと〜、待って下さいって!?」

「カカシ先生、里抜けは・・・俺がもっと強くなったらまた考えましょう。それまで少し待ってて
 下さいませんか?」

「――――えぇ・・・あの、そりゃ、いつまでだって待ちますけど・・・イルカ先生、今よりも更に
 強くなるつもり・・・ですかぁ?」

「はい。がんばります!絶対に追い忍に捕まらないように、俺、もっともっと強くなります!」


「・・・・・・・・・・・・・。」


「やっ・・・、やだなカカシ先生。先生こそ何て顔してるんですか?あっ、隠すなんてずるいですよ!」


「―――イルカ先生、オレが居る限り、あなたは追い忍になんて絶対に捕まりませんっ!

 大体あなたは今のままでも充分強い!さっ、行きますよ!里に帰っても結局“別の追い忍”が
 大勢あなたを待ちかまえてんだから、どっちでも同じようなもんなんです。

 だったら敵は一人でも少ない方がいい!」


「そっ、そんな無茶苦茶な・・・!ちょっ・・・手を・・・離し・・・っ・・・・・ぁッ・・・アスマ先生〜っ!」





                           − めでたし、めでたし(?!) −